今回は、「下から水交換」というコンセプトのよく似た2つのウォーターサーバー、「フレシャスSlat(スラット)」と「コスモウォーターSmartプラス」を比較していきます!

スラットは2016年9月、Smartプラスは2017年3月発売と、どちらも両社の床置き型最新モデルです。
それぞれ個別の解説記事もありますので、各サーバーについて詳しく知りたい場合はそちらもご参考ください。
「性能や料金・アフターサービス含め、スラットとSmartプラスどちらがお得なのか?」
「それぞれどういった家庭にオススメ?」
などなど、フレシャスとコスモウォーターどちらと契約するか迷っている方は、ぜひ契約前にチェックしてみてください(*^_^*)
- スラット・Smartプラス 見た目で比較
- スラット・Smartプラス 性能で比較
- スラット・Smartプラス 料金比較
- その他サービス・キャンペーンで比較
- スラット・Smartプラス どんな家庭にオススメ?
スラット・Smartプラス 見た目で比較
デザイン・サイズ比較

デザインはどちらも色を多用せず、装飾も控えめな落ち着きのある印象ですね。
どんなお家にも馴染みやすいように、というデザイナーの工夫が感じられます。

特にスラットは2016年の
グッドデザイン賞
も受賞しており、外部からの評価も非常に高いです。

操作ボタン類は、スラットが本体上部に集中、Smartプラスは本体前面上部にまとまっています。

幅・奥行・高さといったサイズはほぼ同じなので、どちらかが置ける場所ならもう片方も問題なく設置できるでしょう。
色で比較

選べるカラーは、スラットが現状2色。

Smartプラスが、3色となっています。
どちらの機種も発売からまだ日が浅いので、カラー展開は今後に期待したいところですね。
トレイ・出水口比較

スラットはとにかく出水口やトレイ、操作ボタン位置の高さが特徴的。
デザイナー安積伸氏のこだわりにより、一般的なサーバーよりもかなり高い位置で操作できるよう設計されているので、使い心地は抜群です!

Smartプラスと比較した場合でも、やはりそれは顕著ですね。身長の高い方でも、腰を曲げずに操作しやすいのがスラットの大きな利点と言えます。

Smartプラスは、レバー式のためグラスを持ったまま片手でも水を注げるのがメリットですね(チャイルドロック解除時限定)。
スラット・Smartプラス 性能で比較
機能比較一覧表
スラット(Slat) | Smartプラス | |
下から交換 | ◯ | ◯ |
ボトルの容量 | 9.3L | 12L |
水の種類 | 1種類 | 1種類 |
再加熱機能 | ◯ | - |
常温水機能 | ◯ | - |
エコモード機能 | ◯ | - |
光センサー | ◯ | - |
チャイルドロック | ◯ | ◎ (鍵付き) |
ボトル交換お知らせ | - | ◯ |
温水循環機能 | ◯ | ◯ |
省エネ運転切替 | ◯ (自動) |
◯ (手動) |
単純にウォーターサーバーとしての機能で比較すると、スラットの多機能ぶりが目につきますね。
以下、詳しく見ていきましょう。
水の設置・交換

水ボトルの交換は、ともにサーバー下から行うスタイル。

違いはボトルの大きさと、専用バスケットの有無ですね。

交換に一手間必要ですが、片手でボトルを持ち運べるのがSmartプラスの魅力でしょう。
どちらが楽か?と聞かれると非常に判断が難しいところです。軽いのは当然スラットですが、交換の頻度が少なくて済むのはボトルの大きいSmartプラスですしね。
正直、ここは利用者の好みで判断していい部分かと思います(^_^;)
使える水の種類
使える水 | ボトル1本の値段 | |
スラット | FRECIOUS富士 (天然水) |
レンタル:1,465円 本体購入:1,188円 |
Smartプラス |
天然水コスモウォーター | 2,052円 |
※価格は全て税込 |
使える水はそれぞれ、スラットが天然水1種、Smartプラスが天然水1種にRO水1種となっています。
各水を500mlの値段で比較した場合はこんな感じです↓
500mlごとの料金比較 | ||
FRECIOUS富士 (天然水) |
レンタル | 78.8円 |
本体購入 | 63.9円 | |
天然水コスモウォーター | 85.5円 | |
(RO水) |
||
※価格は全て税込 |
天然水のみで比べるなら、割安なのはスラットのFRECIOUS富士ですね。
ただレンタルの場合、スラットは月2箱以下の注文だとレンタル料が発生するので要注意。
ちなみに、格安なRO水をどうしても利用したい場合、コスモウォーターの販売代理店「
ワンウェイウォーター
」を利用する手もあります。
サーバーが旧タイプになってしまいますが、現状でもまだプラスプレミアムを購入可能です。
汲み上げた自然の天然水にこだわらないのであれば、人工的に浄化・加工を加えたプラスプレミアムがコストは最安になります。
フレシャススラットだけの機能
1.常温水機能

常温の水がそのまま使用可能なウォーターサーバーは非常に珍しく、スラットの大きな魅力となっています。
冷水であまりお腹を冷やしたくない女性に人気の機能。
2.リヒート機能

通常80℃台の温水を93℃前後にまで加熱する機能です。
インスタントのスープやカップ麺作りに便利!
3.エコモード機能

通常85℃前後の温水を、70℃前後に抑える機能です。
電気代の節約に加え、赤ちゃんのミルク作りにも最適な温度なので子育て世帯にオススメ。
4.光センサー

周囲の明るさを検知し、暗くなると自動的に温水の加熱をオフにしてくれます。
設定なども特に必要なく、自動で電気代の節約が可能です。
Smartプラスだけの機能
1.鍵付きチャイルドロック・温水ロック常時解除

Smartプラスは、出水レバーに鍵付きのチャイルドロックが搭載されている非常に珍しいタイプのウォーターサーバー。
キーを抜いてしまえば一切水は出せなくなるので、小さい子どもの居る家庭では安心ですね。

また、温水冷水のチャイルドロックは常時解除しておくことも可能です(スラットの温水チャイルドロックは常時解除不可)
2.ボトル交換お知らせ機能

ボトルが空になるとランプが点滅してお知らせしてくれます。ボトルの残りを外から確認できるのは、Smartプラスだけの機能ですね。
スラットの場合は、毎回扉を開けて確認しないといけません。
といっても水を交換するのはどの道ボトルが空になってからなので、残りをお知らせされようと水を使い切ることに変わりはありませんが(^_^;)
共通・類似の機能
温水循環機能

配管や冷水タンク内に温水を循環させて、内部の殺菌を行うメンテナンス機能ですね。
スラット、Smartプラスともに自動的に行ってくれますが、周期に違いがあります。
温水循環機能比較 | |
スラット | オートピュアキープシステム |
5日に1回約3分 作動中は水の使用不可 |
|
フレッシュモード | |
30日に1回約90分 作動中は水の使用不可 |
|
Smartプラス | クリーンサイクルシステム |
2日に1回約20分 作動中は一定量の冷水使用可能 |
|
※電源プラグをコンセントに挿した時間が基準 ※いずれの機能も中断可能 |
基本的に、温水循環中は水の使用が制限されてしまいますね。
どちらも電源を入れた時間を基準にしているので、夜中の普段寝ている時間帯に一度電源プラグを挿し直しておくとストレスなく使用できるのでオススメです。
省エネ運転

深夜などウォーターサーバーを使用しない時間帯は、ともに電気代を節約する省エネ運転に切り替えることができます。

ただ、スラットが光センサーによる自動切り替え(スリープ機能)なのに対し、Smartプラスは手動によるボタン式(6時間温水加熱オフ)になっています。
電気代で見ると、
- スラット:月380円~(エコモード+スリープ機能使用)
- Smartプラス:月465円~(1日2回エコモード使用)
節電能力は、スラットの方が楽な上に高性能という感じですね。
スラット・Smartプラス 料金比較

ここからは、いよいよスラットとSmartプラスのコストを比較していきます!
それぞれ使えるボトルの大きさが違う(スラット9.3L、Smartプラス12L)上に、さらにスラットはレンタルと本体購入の2種類料金プランがある(Smartプラスはレンタルのみ)ため、なかなか比較が面倒なサーバーです(^_^;)
- 毎月最低数量で水を購入した場合
- 購入する水の量が近い場合
まずは、上記2つのパターンで料金を比べていきます。
最低数量で毎月注文の場合
定期配送で指定できる最長の周期が、それぞれ
- スラット:月に一箱(ボトル2本18.6L)
- Smartプラス天然水:月に一箱(ボトル2本24L)
SmartプラスRO水:20日に一箱(ボトル2本24L)
※コスモウォーターでの販売が終了したので、 ワンウェイウォーターで利用する場合になります
となっていますので、今回は分かりやすくするためRO水のみ月1.5箱(ボトル3本36L)として計算しています。
毎月、注文可能な最低数量で水を購入し続けた場合の料金比較が↓こちら。

グラフの具体的な数値は、以下の表をご参考ください。
※横スクロール可能
月一箱(最低数量)注文の料金比較 |
||||||
使用0年 | 使用1年 | 使用2年 | 使用3年 | 使用4年 | 使用5年 | |
スラット レンタル |
0円 | 50,412円 | 101,796円 | 153,180円 | 204,564円 | 255,948円 |
スラット 本体購入 |
48,600円 | 81,672円 | 114,744円 | 147,816円 | 180,888円 | 213,960円 |
Smartプラス 天然水 |
0円 | 51,180円 | 102,360円 | 153,540円 | 204,720円 | 255,900円 |
(ワンウェイウォーター) RO水 |
0円 | 54,180円 | 108,360円 | 162,540円 | 216,720円 | 270,900円 |
※価格は全て税込 ※電気代はスラット月380円、Smartプラス月465円で計算 |
スラットレンタルとSmartプラス天然水の料金がほぼ同じなので、グラフが多少見難いですがご容赦下さい(^_^;)
比較して読み取れる点は、
- 毎月最低数量注文の場合、スラットレンタルとSmartプラス天然水はほぼ同じ料金
- ただ、天然水の量が違うのでSmartプラスの方がコスパは良い
- おおよそ使用3年以降は、スラット本体購入の利用料金が最安になる
- RO水は購入ノルマが厳しいので最低利用料金は高め
という感じですね。
スラットのレンタルプランは月2箱以下の注文だとレンタル料(月972円)が発生してしまうので、水の量は少ないのに料金はSmartプラスとほぼ同じと、どうしても割高になってしまいます。
逆に本体購入プランだと、レンタル代不要&天然水料金20%オフなので、最初に一括でサーバー代金を支払ったとしても3年以降は最安のコストで利用することができます。
スラットの本体購入は分割払いも可能なので、長期使用なら個人的に一番オススメなプランですね。
スラット月4箱(74.4L)とSmartプラス月3箱(72L)の場合
お次は、購入する水の量が一番近い個数
- スラット:月4箱(ボトル8本74.4L)
- Smartプラス:月3箱(ボトル6本72L)
の場合を比較してみます。

グラフの具体的な数値は↓こちら
※横スクロール可能
スラット月4箱・Smartプラス月3箱注文の料金比較 |
||||||
使用0年 | 使用1年 | 使用2年 | 使用3年 | 使用4年 | 使用5年 | |
スラット レンタル |
0円 | 145,200円 | 290,400円 | 435,600円 | 580,800円 | 726,000円 |
スラット 本体購入 |
48,600円 | 167,208円 | 285,816円 | 404,424円 | 523,032円 | 641,640円 |
Smartプラス 天然水 |
0円 | 142,380円 | 284,760円 | 427,140円 | 569,520円 | 711,900円 |
(ワンウェイウォーター) RO水 |
0円 | 102,780円 | 205,560円 | 308,340円 | 411,120円 | 513,900円 |
※価格は全て税込 ※電気代はスラット月380円、Smartプラス月465円で計算 |
この数量の場合、スラットもレンタル代無料、RO水も天然水と同量購入可能なので比較しやすいですね。
ポイントは、
- 購入する水の量が近い場合も、スラットレンタルとSmartプラス天然水のコストはほぼ同じ水準
- コスパは若干スラットレンタルのほうが良い
- おおよそ使用2年以降は、スラット本体購入が天然水最安になる
- 天然水にこだわらなければ、すべての期間で
ワンウェイウォーター
RO水が最安
ですね。スラットの本体購入プランは、注文する水の量が増えるほど逆転する期間が早くなる、という特徴があるのでぜひ押さえておきましょう!
料金的には、500mlごとの比較がほぼそのままコストに反映される感じですね。
500mlごとの料金比較 | ||
FRECIOUS富士 (天然水) |
レンタル | 78.8円 |
本体購入 | 63.9円 | |
天然水コスモウォーター |
85.5円 | |
ワンウェイウォーター プラスプレミアム(RO水) |
56.3円 | |
※価格は全て税込 |
3~4人以上の家庭で、手っ取り早く安いウォーターサーバーを選びたい方は、上記の表だけで選んでしまっても問題ないでしょう。
その他サービス・キャンペーンで比較

ここからは、フレシャスとコスモウォーターの細かいサービス比較になります。
対応エリアや契約後のアフターサービスなどは当然それぞれ違ってきますので、契約前にぜひチェックしておきましょう!
対応エリア比較
サービス対応エリア比較 | |
スラット (フレシャス) |
日本全国 (沖縄・離島など一部地域を除く) |
Smartプラス (コスモウォーター) |
日本全国 ( |
どちらも沖縄・離島は対応エリア外となっています。二社の違いは、北海道でも利用できるかどうかだけですね。
※コスモウォーターも北海道で利用できるようになりました!(送料はボトル1本200円)
エリア内であれば、地域に関係なく水やサーバーの配送料は基本無料になります。
(※コスモウォーターの北海道を除く)
乗り換えキャンペーン比較

他社ウォーターサーバーからの乗り換えキャンペーンは二社とも実施中ですが、その内容は大きく異なります。
乗り換えキャンペーン比較 | |
スラット (フレシャス) |
他社サーバー解約金のみを最大16,200円キャッシュバック |
Smartプラス (コスモウォーター) |
他社サーバーからの乗り換えでもれなく全員に5,000円キャッシュバック |
※両社とも一部対象外サーバーがあるので要注意 |
フレシャスは他社サーバー解約金が発生する場合限定なのに対し、コスモウォーターは乗り換えなら全員がキャッシュバック対象になります。
他社サーバー解約に5,000円以上の解約金が必要ならフレシャス、解約金なしの乗り換えならコスモウォーターがお得という感じですね。
ただ、キャンペーンには他にも細かい条件が複数ありますので、利用したい場合は解説記事や公式サイトの情報を事前にチェックしておきましょう。
サーバー交換で比較
契約後のウォーターサーバー交換にも、細かい違いがあります。
ウォーターサーバー交換比較 | |
スラット (フレシャス) |
契約期間に関わらず、5,400円の交換手数料が必要 買い取りサーバーは交換不可 |
Smartプラス (コスモウォーター) |
規定利用期間内(2年)の交換は1回5,400円 規定利用期間満了後の交換は無料 |
※価格は全て税込 ※両社とも、サーバー交換後は新たに2年の利用期間が始まるので注意 |
フレシャスはサーバー交換に必ず5,400円の手数料が必要ですが、コスモウォーターは2年使用後なら無料で交換ができます。
サーバー交換はどちらも機種変更やカラー変更が可能なので、飽きたら別のサーバーを試してみるのもオススメです。
特にフレシャスは、人気モデルの「デュオ」やタイアップサーバーなどラインナップが非常に豊富(全9種類)。
交換は有料ですが、その分さまざまなウォーターサーバーを試せるのが魅力です。
サービス・キャンペーン比較一覧表

その他の細かいサービス・キャンペーン比較は以下の表をご参考下さい。
スラット(Slat) | Smartプラス | |
新規契約時の特典 | ◯ | ◯ |
サーバーの設置代行 | - | ◯ |
友達紹介キャンペーン | ◯ アマゾンギフト券2000円分 |
◯ 現金5000円キャッシュバック |
継続使用による特典 | ◯ (ポイント式) |
◯ (キャップシール式) |
サーバー設置までやってくれる業者は意外と少ないので、利用者がご年配の場合はありがたいですね。
ちなみに、お友達紹介は両社とも紹介した人・された人両方がプレゼント対象になります。
継続使用ではそれぞれ、
- フレシャス:水購入でポイントが貯まり、一定数のポイントでプレゼント交換
- コスモウォーター:ボトルのキャップシールを一定数集めてプレゼント交換
上記の特典が利用可能です。
スラット・Smartプラス どんな家庭にオススメ?

各サーバーの特徴を一言でまとめてしまうと、
- デザイン・多機能・高性能なスラット
- アフターサービス充実のSmartプラス
という感じでしょうか。
先進的な外観に加え、赤ちゃんのミルク作りやカップ麺・コーヒー作りなど、幅広い場面で活用できる機能が充実しているスラットは、比較的若い世帯やインテリアにもこだわりたい人向け。
ウォーターサーバーの設置代行や格安RO水でコストを軽減できるコスモウォーターは、高齢者や一人暮らし、水消費量の多い大家族・オフィス向けですかね。
単純に料金で選ぶ場合は、
- 長期使用で天然水を安く飲みたいならスラットの本体購入プラン
- 天然水にこだわらず毎月たっぷりの水を安く使いたい場合は
Smartプラス( ワンウェイウォーター)のRO水
上記がオススメの選び方です。
ただまぁ個人的にデザインやインテリア性が好みなのは、やはりスラットの方ですかね~笑。
一色で統一された本体は、オシャレな部屋にインテリアとしてとてもしっくり馴染むんですよね。
実際に使っている人たちの写真まとめ記事もあるので、そちらもぜひご参考ください。
参考:フレシャススラット愛用中のインスタグラマーまとめ記事
それぞれメリットの大きく違う二社なので、ご家庭にあったウォーターサーバーをぜひ選んでみて下さい!